「生きててよかった」がある以上、「死んだほうがよかった」は否定できない

最後のほうを少し文字を追って読んだからトータル2時間半になっちゃったけど、この厚さを2時間半で読めたのなら上出来。読み方を知ったからこれからはスピードがガッと上がるはず。楽しみでしかたないのです。



さて。この本の最後の9章は「自殺」についてだった。その冒頭に

合理性と道徳性

って言葉があるんだけど、僕が感じたのはこの合理性と道徳性のバランスを考えることで人生生きやすくなるのでは?ってこと。

というのも、たくさんの人の悩みや相談を聞いているとほぼすべての人が道徳的感情(感情論)で物事を見ている気がします。

例えば離婚。
離婚したほうが合理的に考えるとプラスの要素が多いのに、世間的で感情論的な「離婚はyいくない」という考えに縛られて身動き取れなかったりする人は多いです。

キングコングの西野さんが前にブログで、被災地に送られる千羽鶴のことを書いてたの。

感情的に送られる大量の千羽鶴が、塊になって道を塞ぎ支援車の通行を妨げてたって話ね。「という理由で千羽鶴いらない」っていうと「けしからん」ってなるわけ。

台風で倒れた自転車を起き上がらせるのも、合理的に考えたら倒しておいたほうがいいね。でも、“雨の中一生懸命“という行為が綺麗であると勘違いされる。

最近よく騒がれる高校野球も、道徳性の呪縛にかかっていて合理性にかけた美しさや神秘さに惑わされてたり。(坊主のほうが熱中症になりやすかったり、連投を賛美したり)

そんな感じで合理性と道徳性の観点から自殺を考えている本の最終章。

僕は前々から、「生きていれば絶対にいいことあるから」という楽観的な考えや、「命に感謝」というだけで自殺を否定するのに違和感を感じていたんです。

もちろん、自殺することで失うものがあったり、この先の未来で今よりも好転する可能性が0ではないから生きていたほうがいいという気持ちはあるけど、どうしても自殺が合理的な場合もあるんじゃないかって。

その大前提として、

人はいつか必ず死ぬ

ってこと。

自殺の合理性に限って話をすれば、自殺は時として正当化できる。

んだけど、そこを複雑に絡ませているのが道徳性なんだよね。

道徳性だけで考えれば自殺はNO。
合理性だけで考えれば自殺オッケーってなる。

やっぱり難しい問題で、人は必ず死ぬんだから「死」に対して議論は絶対の必要だね!ってことを掲げて授業した内容が書かれたのがこの本だったってわけ。

合理性と道徳性。
この二つを考え始めてから、人生がかなり生きやすくなったのは事実です。

ちばつかさ こころとからだの中身から

元プロ野球選手の柔道整復師 こころとからだのコーディネーター ちばつかさのWEBサイト

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